生活習慣病の指導は自身の健康管理から

日本看護協会では生活習慣病の予防を推進しています。
看護師が患者に対して健康指導を行う際は、自分自身が健康である必要があります。看護師自身が肥満体型をしている状況で患者に減量をするように指導しても、説得力が弱くなるでしょう。
健康を維持している看護師は食事におけるカロリーと栄養補給が適切で、適度な運動や禁煙などを意識している傾向があります。
5年後や10年後といった長期で考えてみて、現状のままだと身体はどのように変化するか把握しておけば、生活習慣病対策を行うモチベーションになるでしょう。対策を始めるためには動機づくりが大切であり、動機がなければモチベーションを維持するのが難しいためです。
看護師が自分自身で実践した健康法であれば、患者にも自信を持って勧められるでしょう。

食事指導においては脂肪と炭水化物の摂り過ぎを防ぐことが要で、肥満や高血糖に悩んでいる方に対しては特に炭水化物の抑制が重要です。
ご飯やパン、麺類などの主食が好きな方は、血糖値が上昇しやすい傾向にあります。主食を減らしておかずを増やすと炭水化物の過剰摂取を抑えられるため、野菜や海藻を多めに取り入れた献立が必要になるでしょう。
また、同じ炭水化物であっても、低GI食品に分類されるものは血糖値が上がりにくく、膵臓に負担をかけないメリットがあります。肥満やメタボを防ぐためにも低GI食品は適しており、例えば玄米や蕎麦、オートミールなどの食材は、炭水化物でありながら生活習慣病を予防するために役立ちます。

※そもそも生活習慣病とは?詳細は→→→http://seikatsushukanbyo-gekitai.net

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